大学生ラップ選手権に出る、東大代表ラッパーyossi 2 the futureとは!?
9/19(月・祝)に行われる、大学生ラップ選手権REPRESENT本戦!!
フリースタイルダンジョン出場経験もあるENEMY(和光大学)、
高校生RAP選手権で目立っていた女子ラッパーりぼん(関西学院大学)
など、有名人が揃う。
ところが、本戦出場メンバーのなかに、
いわゆる「MCバトル」のシーンではほとんど名前を聞いたことのないラッパーが1人いる。
yossi 2 the future(東京大学)であろう。
(各写真は彼のTwitterより。以下同様)
もちろん、MCバトルでほとんど名前を聞かない彼が、大学生ラップ選手権の本戦に「選抜」されているのは、きちんとした理由があってのこと。
今日は、9/19の本戦を皆さんにより楽しんでいただくためにも、彼の人となりを紹介したい。
まずは、公表されているプロフィール。
↓↓↓
【yossi 2 the future プロフィール
「ストリートから東大に挑む」というスローガンを掲げ、ラップ等のストリートカルチャーを通じて、アンダーグラウンドのコミュニティとその対極にいる東大生を繋ぐ。現在は参加者同士が輪になって即興ラップをする東大サイファーを主催すると同時に、神泉地区のホテルを使った音楽イベントを企画している。Student Speaker Competitionからの登壇者。】
まず、東大サイファーの主催者、という点は
大学生ラップ選手権においてテーマとなる「大学を代表する」キャラクターとしてふさわしいといえるだろう。
しかし、彼の魅力はそれだけではない。
こちらの動画を見てもらえればわかるが
ストリートから | yossi 2 the future | TEDxUTokyo - YouTube
脳科学者の茂木健一郎氏をはじめ、有名研究者たちが出演する、東大内での最大の講演会のひとつ、TED×UTokyoに、
yossi 2 the futureは唯一の学生講演者として出演し、しかもその場でライブや、RAPやフリースタイルをやってしまうという男なのだ。
まさに、いわゆる「真面目すぎる」東大に、ストリートから挑む、という姿勢を見せているだろう。
さらに、基本的には飲酒さえ禁止の東大内のホールを使って、
自ら許可をとって東大でクラブイベントを開催してしまったり
(アメリカやイギリスの大学では、大学内にクラブがあるのも珍しいことではない。だが日本ではありえないこと。日本の大学にクラブカルチャーを導入するという大きな試みだろう)
さらには、BRT(ビジネスマンラップトーナメント)において社会人ラッパーと大学生ラッパーがMCバトルを行う架け橋となったり
渋谷の大きなクラブイベントでの主催に大きく関わったり
「渋谷ラブホテルプロジェクト」といって、渋谷のラブホテルを使ってクラブイベントを企画しようとしていたり、
さらには「お願いランキング」をはじめ、たびたびテレビ出演も行っている。
主催者側としては、
大学生ラップ選手権の本戦の選抜メンバーを選ぶにあたって..
正直、yossi 2 the futureよりもRAPがうまくてMCバトルが強い有名なラッパーは沢山いるだろう、ということはわかっていた。
しかし、彼ほど大学生を代表し、東大を代表するという熱い思いと軽いフットワークを持って動いている大学生ラッパーはほとんどいないと思う。
しかも、「大学内だけ」「MCバトル内だけ」ではなく、外へ外へと動いていき、それを大学やHIPHOPに還元しようとする彼の動きは、
ふつうの大学生ラッパーにはなかなか真似できない。
9/19、ぜひ、yossi 2 the futureの活躍を見にきてほしい!