RAPにできないラッパーの本音 by ゆうま

MCバトル練習会ゆうまーるBP主催者&参加者募集中/東大の大学院生/YouTuber1年生/演劇とRAP/世界最大エビフライ食べたい/twitter @yuma_k_0712

エビフライの歴史

コンニチハ!

大学院生ラッパーの、平仮名で、ゆうまデス。

今日は、エビフライの歴史を説明シマス。

 

それでは、エビフライの長い長い歴史のハジマリハジマリ〜

 

まずは、世界で初めてのエビフライから...

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Wikipediaより)

 

意外にも、エビフライは、日本で開発されたんだよね!では、エビフライは、いつ、開発されたんでしょう?

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Wikipediaによると、1895年、または、1900年みたいだね。

驚くべきことに、Wikipediaによれば、エビフライの歴史は1900年でとまってる。

 

はい、エビフライの長い長い歴史、終了ーーー...!!!

 

このことから、エビフライの歴史において、1900年から2010年代現在の110年間、

エビフライは何の進化もなかったことがわかる。

 

不思議だと思わないか?

 

激動の時代だと言われたこの100年間、

パソコン、携帯電話、脳科学きゃりーぱみゅぱみゅSTAP細胞にドンタコス、ダイオウイカの撮影に、マヨネーズ...

 

様々なものが発明し生まれ、進化してきたというのに、エビフライは、100年間、何の進化を遂げなかったのだ...。

 

だが、昨年、2015年6月

エビフライに、110年の歴史を変える、

新たな出来事が生じた

 

 

エビフライは、洋食屋さんから、

渋谷のクラブへとその舞台を移動する

 

 

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戦極MCBATTLE第12章

ゆうま vs CHICO CARLITO

 

そう。日本語RAPのMCバトル、即興のRAPの大会のある瞬間である。

左にいる歴史上の人物みたいな表情をしている男は、ワタシである。

 

ワタシは、あのとき、CHICO CARLITO(右)という後に全国チャンプになる対戦相手に対して、恐怖と緊張の、極限の状態のなか、RAPのなかで次のように発言した。

 

ゆうま「まるで君は”召使い?”もしくは俺に作ってよ”エビフライ”」

「召使い」と「エビフライ」で韻を踏んだのだ。

伝わりにくいかもしれないが、

たしかに、mE shI tsU kA I と、E bI fU rA I

どちらも、E I U A I の音で韻を踏んでいることがわかる。

 

おそらくワタシは、日本語RAP史上、いや、ヒップホップ史上、いちばん初めて「エビフライ」で韻を踏んだ男だろう。エビフライとヒップホップの歴史的なコラボである。

 

ところが、当然、MCバトルという戦場で「エビフライ」という言葉が説得力を持つことはないので、(そして対戦相手が死ぬほど強かったので)ワタシはこの日、満場一致で敗北した。

 

さすが110年間もの間

何の進歩もないエビフライだ。

弱すぎる...弱すぎるスキル...

 

 

話はこれで終わりではない。

なんと、このときのエビフライ発言時の映像が、YouTube戦極MCバトルの公式チャンネルで公開され、日本最大のMCバトルの一つである”戦極MC”のネームバリューのおかげで、なんと40万回以上再生されてしまった。(もはやこれは、”棚からエビフライ”、”棚エビ”である!)

 

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こうしてワタシは、2015年後半から、「あのエビフライの人」という認知のされ方をしだした。(この状況、もはや2階から目薬、いや、2階からエビフライである。)

 

こうなれば、もはやワタシは歴史上の人物だといわざるをえない。

 

それからというもの、MCバトルに出るたびに、ワタシは、「エビフライネタ」でdisられるようになる。

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Kaine. Co「一発屋?それはエビフライの方だろ?」

 あろうことか、この動画も20万回再生されてしまった。

 

 

このときからワタシは決めたのだ。

ラッパーたるもの、自分の言葉に責任を持たなきゃならん。ステージ上で、ヒップホップの歴史で初めてエビフライと叫んでしまったワタシは、エビフライとともに生きていくと。

 

そして、ワタシ自身もこんな番組をやってみた。

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 その結果、周りの反応はこうなった。

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笑われておる。

いや、しかし、笑われてもよかろう。

自分の代名詞がひとつできたのだ。

果たして他に、エビフライを代表できるラッパーがいるだろうか?

 

一億総ラッパー時代。

RAPが流行ってて、たくさんのラッパーがいるなかで、他に、こんなにインパクトがあるラッパーが何人いるだろうか?

ワタシはエビフライという、こん棒を片手に、RAP戦国時代を勝ち上がっていくのだ。

 

 

それに、いいこともたくさんあった。

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MCバトルの練習会で、エビフライのステッカーをプレゼントしてくれる参加者がいたり、

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ファンの方(?)がこんなにあったかいコメントをくれたり...

 

このようにして、本気でワタシの設定がエビフライになってきたのである。

 

ワタシは、そこに確実に遊び心とイタズラ心、そして何より嬉しさを感じていた。

 

さて、月日は流れて、

ワタシのエビフライ発言から約1年、

2016年、最近のことである。

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なんと...ワタシのRAPが、商品化された!!

ゆうまのエビフライサンド。

しかも、戦極MCバトルの14章、1000人も入る会場、「”エビ”ス リキッドルーム」で、での販売である!!(株式会社 戦極MCの社長 吉田氏 a.k.a. MC正社員氏に感謝である)

 

MCバトル中でのRAPが、そのままフードになるのは、日本で初の試みだろう!しかも、エビフライ!エビフライの歴史が変わった瞬間である。

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こうしてイベント当時、 ほんとうにエビフライサンド販売

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「誰が買うんだよ...」という心配する間もなく、

 

 

 

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売り切れた!!(しかも、3回売り切れて、追加で作ってもらったうえでの売り切れ!)

 

こんな声まで...

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ご購入いただいた皆さま

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戦極の司会、八文字さんに、

高校生RAP王者のMC☆ニガリくんも

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話はこれで終わりではナイ!

なんと、エビフライサンドを販売している、当日の映像を、ワタシの番組にて公開!

エビフライサンド発売/MCバトル練習会 ゆうまーるBP特別編 - YouTube

 

さらにさらに、

この日の前日、

チーム戦のMCバトルに、

 

ワタシは、Z.I.O-RAMA氏と2人組で出場

チーム名はもちろん

”エビフライ定食”!!

 

しかも、この日は、最後には負けてしまうものの、決勝まで勝ち進んだ。

 

まさに、エビフライが、ヒップホップシーンに殴り込みをかけた瞬間でアロウ!!

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...さて。

たいへん長くなったがおわかりいただけただろうか?

 

1900年で歴史が止まっていたエビフライ。

110年の沈黙を破って...

 

エビフライが2016年現在、急激な進歩を遂げている!

 

 

その歴史が動くきっかけとなったのは、

ヒップホップ、日本語RAP、MCバトルにほかならない。

 

 

このようにエビフライの歴史が動くことは嬉しく、輝かしいことだ。

 

 

それと同時に、日本語RAPにも、エビフライの側からアプローチし、日本語RAPの歴史が変われば幸いである。

 

ラッパーたちがマイクの代わりにエビフライを握ってステージに立つ日も遠くないだろう。

(強いラッパーがマイクの代わりにエビフライを持てば、鬼に金棒、いや、鬼にエビフライである)

 

日本語RAPが、全国のエビフライ屋さんとコラボし、イベントをやる。

結果、エビフライが飛ぶように売れて、日本の景気回復につながる。アベノミクスなど目ではない。

 

しかも、日本はエビの消費量が世界1位だが...

エビフライを流行らせることにより、エビの消費量が世界0.5位になるという、自己ベストの更新も夢ではない。

 

 想像してみてほしい。

 

晴れ渡る空を見渡せば、渡り鳥のように、

エビフライが縦横無尽に飛び回っている姿を。

 

大海原を、エビフライの群れが一斉に泳いでいく姿を。

 

桜満開の花見に代わって、エビフライ満開の木の下、エビフライ吹雪が舞い落ち、(エビフライも木から落ちる)酒に酔いしれる。

 

ようこそニッポン

 

This is クールジャパン

 

いつの日か、

その姿を、皆で、

見よう。

 

さあ、全国のエビフライよ、

 

たちあがれ。